台本作成フロー

45分⭐⭐☆☆☆

このモジュールで学ぶこと

  • 台本作成の全体フロー
  • リサーチ方法と抽出ロジック
  • 特典設計の考え方
  • 台本作成手順(Step by Step)
  • 言葉選びのルール

学習目標

このモジュールを終えると、以下のことができるようになります:

  • リサーチ結果から投稿テーマを選定できる
  • 特典を設計できる
  • 型に沿って台本を作成できる

目次


セクション1: 台本作成の本質

この型の再現性が高い理由

要素クリエイティブ性説明
再生数他人の動画から取ってくる(調べるだけ)
収益「推定」として表示(計算すればいい)
ランキング構成型に沿って並べるだけ
台本テンプレートに当てはめるだけ
CTAエルグラムで反応しやすいものを都度考える

クリエイティブな箇所がほとんどない。完全に「型」。誰でも作れる。

数字の扱い方

項目出典表現
再生数他人の動画から取得「〇万再生」(事実)
収益推定として表示「推定収益はこのくらい」(画面表示)

投稿者自身の実績は不要。他人の成功事例を引用するだけ。

マーケティングの本質

投稿で見せるもの    : 「〇〇で稼げる」「〇〇が便利」
ターゲットが期待    : 「稼ぎ方を教えてもらえる」
実際に提供するもの  : 「ツールの使い方」(プロンプト + 基本手順)
  • ターゲットは「稼げる」「便利」と思って食いつく
  • 特典で「ツールの使い方」を受け取る
  • 「稼ぎ方」は一切教えていない
  • 講座 = ツールの使い方 → 特典と完全に一致

チェックポイント

  • この型がクリエイティブ不要であることを理解した
  • 数字の出典(他人の動画)を理解した
  • 特典の本質(ツールの使い方)を把握した

セクション2: リサーチと抽出ロジック

参照すべき成果物

C:\Instagram_AI\YYYYMMDD_XX\step1_influencer_data.json(最新のディレクトリ)を参照する。

抽出ロジック(12本分)

Step 1: step1_influencer_data.json のタイトルを分析
        ↓
Step 2: ユースケース(ニーズ)を抽出
        例:資料作成、画像生成、業務自動化、SNS運用、音楽生成...
        ↓
Step 3: 出現頻度をカウント
        ⚠️ 重要:出現頻度が高い ≠ 視聴者が食いつく
        ↓
Step 4: ニーズの中から「食いつく」要素を見つける
        - 「稼げる」に繋がるか
        - 「簡単」「時短」で訴求できるか
        - ターゲットの悩みを解決するか
        ↓
Step 5: 12本分のテーマを決定
        テーマはニーズそのままでOK
        中で「食いつく」要素を入れる

出現頻度 ≠ 食いつく

出現頻度視聴者の反応
高い必ずしも食いつくわけではない資料作成(ビジネスマン向け)
低い食いつく可能性がある音楽生成×収益化(Suno × Spotify)

インフルエンサーが多く発信している ≠ 視聴者が食いつく

テーマはニーズそのままでOK

サンプルテーマ(ニーズ)中で入れた「食いつく」要素
1AIツール「寝起きすっぴんでも30秒で理想の自分」
2AI副業「月100万」「日給3万」「52%が初月収益化」
3AI副業収益「月100万」「9000万再生」
4SNS運用「映え写真がないから投稿できひん」を解決
5AI動画ジャンル「月100万」「2.1億再生」

テーマを「稼げる系」に変える必要はない。テーマはそのままで、中で「食いつく」要素を入れる。

パターンの選択

パターンフック
副業系「稼げる」月〇万、日給〇万
ツール系「便利」「効率化」30秒で完成、一瞬で

チェックポイント

  • step1_influencer_data.jsonの参照方法を理解した
  • 出現頻度 ≠ 食いつく を理解した
  • 副業系とツール系のパターンを把握した

セクション3: 特典設計

特典の公式

特典 = プロンプト + 作り方(講座の一部)

「稼ぎ方」ではなく「ツールの使い方」を提供する。

特典の例

投稿テーマ特典内容
音楽生成AI〇〇用BGMを作るプロンプト + Sunoでの作り方
画像生成AI〇〇画像を作るプロンプト + NanoBananaでの作り方
SNS自動化エルグラム設定マニュアル
資料作成NotebookLM使い方 + 資料作成プロンプト

特典ネタの3つのソース

ソース内容メリット
リサーチ結果(ニーズ)今求められているユースケース需要が高い
講座コンテンツからの切り出し既存講座を再利用新規作成不要、検証済み
独自調査自分で発見したノウハウ競合と差別化できる

チェックポイント

  • 特典の公式を理解した
  • 3つのソースを把握した

セクション4: 台本の準備項目

台本を書く前に、以下の項目を決めます。

4.1 ターゲットの「今の信念」を特定する

質問: ターゲットが「当たり前」「正解」と思っていることは何か?

見つけ方:

  1. ターゲットが日常的に使っているツール/サービス
  2. メディアで「おすすめ」と紹介されているもの
  3. 多くの人が「これでいい」と思っているもの
ジャンルターゲットの信念
AIツール「ChatGPTが最強」
投資「NISAが正解」
副業「LINEスタンプで稼げる」
Instagram自動化「ManyChatが最強」

4.2 「論外」にするものを決める

ターゲットの信念を「論外」として否定します。

否定の理由を1つ決める(端的に言えるもの):

  • 「時代遅れ」
  • 「無料版だと制限が厳しい」
  • 「実際は稼げない」
  • 「設定が複雑」

4.3 ランキング項目を決める(4〜5個)

1位に推したいものを決め、そこから逆算して他のランクを決めます。

Step 1: 1位を決める(最も推したいもの)
Step 2: 論外を決める(ターゲットの信念)
Step 3: 論外の弱点を補うものを決める(論外直後に紹介)
Step 4: 残りを埋める(2〜3個)

:

論外: ChatGPT(画像生成が弱い)
  ↓
3位: Nano Banana(画像生成に強い)← 論外の弱点を補う
4位: Claude
2位: Google AI Studio
1位: Genspark

4.4 順番を決める

ルール:

  1. 1位は必ず最後
  2. 論外の直後は関連ツール(論外の弱点を補うもの)
  3. 残りはシャッフル

4.5 CTAキーワードを決める

エルグラムで反応しやすいキーワードを都度考える。

種類特徴
季節系好きな季節4択で答えやすい
食べ物系今日何食べた誰でも答えられる
動物系好きな動物ポジティブ
アニメ系好きなアニメターゲット層に刺さる

ポイント: 投稿内容と無関係でOK。コメントしやすさ優先。

チェックポイント

  • ターゲットの信念を特定する方法を理解した
  • ランキング項目の決め方を把握した
  • CTAキーワードの選び方を理解した

セクション5: 台本作成手順

Step 1: 冒頭フック(3秒)

女性:[ターゲットの信念キーワード]
男性:論外。[1文で否定理由]。

:

女性:ChatGPT。
男性:うーん、論外。時代遅れです。

Step 2: 論外の補足 + 関連ツール紹介(10秒)

論外の理由をもう少し詳しく説明し、その弱点を補うツールを紹介します。

男性:[論外の詳しい理由。2-3文]
      [弱点を補うツール]なら[できること]。
      [特典チラ見せ:このプロンプトを使えば〜]
      ってことで、[ツール名]は3位。

:

男性:確かに最近までは「ChatGPTだけ使っとけばOK」という風潮がありました。
      でも今はリサーチ、文章作成、画像生成、全部ChatGPTより優秀なAIが出ています。
      例えば画像生成なら、NanoBanana一択です。
      こんな感じで自分の髪型や服装を自由に変えられます。
      このプロンプトを使えば、寝起きすっぴんでも30秒で理想の自分になれます。
      ということで、NanoBananaは3位。

Step 3: 残りのランキング紹介(各10秒)

女性:[ツール名]
男性:[順位]。[何ができるか1-2文]。[証拠の数字]。[簡単さ1文]。

:

女性:Claude。
男性:4位です。
      ChatGPTより長文や論理的な文章に強いので、台本作成で愛用しています。
      このプロンプトを送れば、バズるリールを量産してくれます。

Step 4: 中盤の論外(任意・5秒)

中だるみ防止のため、中盤に別の「論外」を挿入します。

女性:[別の有名キーワード]
男性:論外。[1文で理由]。

Step 5: 1位の紹介(15秒)

必ず最後に配置。最も詳しく説明します。

女性:[ツール名]
男性:これ、圧倒的1位。[何ができるか2-3文]。
      [証拠の数字]。[簡単さ1-2文]。

Step 6: CTA(5秒)

男性:今日紹介した[具体的な内容]の[特典形式]をまとめました。
      欲しい人は[好きな〇〇]をコメントで教えてください。

チェックポイント

  • 6つのStepを理解した
  • 各Stepの構造を把握した

セクション6: 言葉選びのルール

6.1 口調ルール

ルール説明
ですます調全体を通して丁寧語で統一
「ですよ」「ますよ」禁止上から目線になるため
バージョン番号はサラッと「最新のGemini 3は〜」程度。メインは「Gemini」でOK

6.2 使うべき断定ワード

カテゴリワード
否定論外、オワコン、時代遅れ、微妙
肯定一択、最強、確実に、圧倒的
限定これだけ、唯一、〜しかない

6.3 避けるべき言葉

NGなぜダメか代替
「〜かもしれない」不確実「〜です」
「〜と思います」自信がない「〜です」
「個人的には」責任回避削除
「おすすめかも」曖昧「おすすめです」
「〜ですよ」「〜ますよ」上から目線「〜です」「〜ます」

チェックポイント

  • 口調ルールを理解した
  • 断定ワードを把握した
  • 避けるべき言葉を把握した

セクション7: 完成前チェックリスト

構造チェック

  • 冒頭3秒で「論外」など強い否定があるか
  • 論外の直後に関連ツールを紹介しているか
  • 順番はシャッフルされているか(昇順ではない)
  • 1位は必ず最後に配置されているか
  • CTAは最後にあるか

数字チェック

  • 目標の数字(月〇万、日給〇万)があるか
  • 証拠の数字(〇万再生、〇%)があるか
  • 障壁除去の数字(〇秒で、〇分で)があるか

特典チェック

  • 動画内で特典の「効果」をチラ見せしているか
  • 「このプロンプトを使えば〜」など効果を先出ししているか
  • CTAで特典の存在を伝えているか

言葉チェック

  • 「〜かもしれない」を使っていないか
  • 「〜と思います」を使っていないか
  • 断定ワード(論外、一択、最強)を使っているか
  • 「ですよ」「ますよ」を使っていないか

CTAチェック

  • コメントキーワードは1-2語で答えられるか
  • 正解がない質問か(何を書いても間違いじゃない)
  • 「教えてね」など柔らかい言い方か

まとめ

このモジュールで学んだこと

  • この型は再現性が高く、クリエイティブ不要
  • リサーチはstep1_influencer_data.jsonを参照
  • 出現頻度 ≠ 食いつく(「食いつく」要素を見つけることが重要)
  • 特典 = プロンプト + 作り方
  • 台本は6つのStepで構成
  • 言葉選びは断定が重要(曖昧な言葉は避ける)

次のステップ

Module 03で動画作成方法を比較・選択します。


よくある質問

Q: リサーチ結果がない場合はどうすればいいですか? A: n8n上級編のリサーチワークフローを実行してください。または、Instagram/TikTokで手動検索し、バズっている投稿のテーマをリストアップする方法もあります。

Q: 12本も作る必要がありますか? A: 12本は目安です。まずは3〜5本から始めて、反応を見ながら増やしていくのがおすすめです。

Q: 特典を作る時間がない場合は? A: 既存の講座コンテンツを切り出して特典にする方法が最も効率的です。新規で作成する必要はありません。

Q: CTAキーワードは投稿ごとに変えるべきですか? A: 変えることを推奨します。同じキーワードだとエルグラムの設定が複雑になる場合があります。


参照

サンプル台本

作成済みの台本12本は以下を参照してください:

  • content/guides/scripts-ranking-videos.md

詳細な心理学的分析

心理学的な設計背景を深く理解したい場合:

  • content/research/viral-ranking-video-template.md
運営: ゆめスタ