上級編概要と投稿の型
このモジュールで学ぶこと
- X自動投稿 上級編の全体像
- 高品質スレッド投稿の構造と型
- フック・本文・まとめの設計パターン
- 上級編で構築するシステムの概要
学習目標
このモジュールを終えると、以下のことができるようになります:
- 上級編の全体フローを理解できる
- 7ツイート構成のスレッド投稿の型を理解できる
- 各ツイートの役割と設計ポイントを説明できる
- 上級編で必要なツール・技術を把握できる
目次
事前準備
必要なもの
- X自動投稿 初級編(Module 01-06)を完了していること
- Python APIサーバー(v2以上)が稼働していること
- n8nでスレッド投稿ができる環境
前提知識
- n8nの基本操作
- Google スプレッドシートの基本操作
- X APIの基礎知識(初級編で習得済み)
セクション1: 上級編の全体像
初級編と上級編の違い
初級編では、n8nから直接投稿内容を指定してXに投稿する方法を学びました。上級編では、以下の機能を追加します:
| 項目 | 初級編 | 上級編 |
|---|---|---|
| 投稿管理 | n8nで直接指定 | スプレッドシートで一元管理 |
| 投稿形式 | 単発投稿・スレッド | 高品質スレッド(型に基づく) |
| 投稿作成 | 手動 | GASで自動生成 |
| ステータス管理 | なし | DRAFT/READY/POSTED |
全体フロー
┌─────────────────────────────────────────────────────────────┐
│ 1. リサーチ │
│ ├── Antigravityワークフロー(自動) │
│ └── または Claude Codeで手動調査 │
└─────────────────────────────────────────────────────────────┘
↓
┌─────────────────────────────────────────────────────────────┐
│ 2. 投稿作成 │
│ ├── スプレッドシートに投稿データを保存 │
│ └── GASで管理・振り分け │
└─────────────────────────────────────────────────────────────┘
↓
┌─────────────────────────────────────────────────────────────┐
│ 3. 画像生成(任意) │
│ ├── 英語バナー │
│ ├── フローチャート │
│ └── ※日本語テキストは非推奨(精度低い) │
└─────────────────────────────────────────────────────────────┘
↓
┌─────────────────────────────────────────────────────────────┐
│ 4. 投稿 │
│ ├── n8n → Python APIサーバー → X API │
│ └── スレッド投稿(初級編 Module 05で実装済み) │
└─────────────────────────────────────────────────────────────┘
重要な方針
| 項目 | 方針 |
|---|---|
| リサーチ | Antigravity or Claude Code(手動) |
| 投稿作成〜投稿 | n8n + スプレッドシート + GASで自動化 |
| 画像生成 | マストではない(テキストベースのXのため) |
| 画像を使う場合 | 英語のバナー・フローチャートなど |
チェックポイント
- 初級編と上級編の違いを理解した
- 全体フローの4ステップを把握した
- 画像生成は任意であることを理解した
セクション2: スレッド投稿の型
スレッド構造の概要
Xのスレッド投稿は以下の構造を持ちます:
【1ツイート目】フック
↓
【2〜5ツイート目】本文(解説)
↓
【最終ツイート】まとめ + CTA
各要素の役割
| 要素 | 説明 | 文字数目安 |
|---|---|---|
| フック(1ツイート目) | 全文がタイムラインに表示(Show more非発生) | 280文字以内 |
| 本文(2〜5ツイート目) | 詳細解説、番号付き(1/5形式) | 制限なし |
| まとめ(最終ツイート) | 箇条書き要約 + CTA(フォロー誘導) | 制限なし |
フック(1ツイート目)の構造
フックは以下の流れで構成します:
何が起こったか → 自分の業務がどう変わるか → スレッドで何を解説しているか
例:
「何が起こったか(ニュース・発見)」→「それによって読者の業務・生活がどう変わるか」→「スレッドで解説する内容の予告」
なぜ280文字以内なのか
Xのタイムラインでは、長いツイートは途中で切られて「Show more」が表示されます。フック(1ツイート目)が全文表示されないと、クリック率が大幅に下がります。
280文字以内に収めることで、全文がタイムラインに表示され、ユーザーの興味を引きやすくなります。
チェックポイント
- 7ツイート構成のスレッド構造を理解した
- フックの3要素(何が起こった→どう変わる→何を解説)を理解した
- 280文字以内の理由を理解した
セクション3: 各ツイートの設計パターン
2〜6ツイート目:本文の構造
本文は【見出し】形式で見やすく構成します:
【見出し】(番号/総数)
導入文
【サブ見出し1】
・ポイント1
・ポイント2
・ポイント3
【サブ見出し2】
解説文...
次に〜
設計ポイント:
- 【 】見出し形式で視認性を高める
- (1/5)のような番号で進捗を示す
- 「次に〜」で次ツイートへの誘導を入れる
最終ツイート:まとめの構造
まとめは以下の要素を含みます:
- 要約: 箇条書きで振り返り
- CTA: フォロー誘導
【まとめ】タイトル
【ポイント1】
・要点1
・要点2
【ポイント2】
・要点1
・要点2
【活用レシピ】
1. 方法1
2. 方法2
3. 方法3
結論文
フォロー誘導文
@アカウント名
スレッドテンプレート
| # | 役割 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | フック | 何が起こった→どう変わる→スレッド内容予告 |
| 2 | 理由1 | 【見出し】形式、3つの理由を解説 |
| 3 | 理由2 | 比喩を使った分かりやすい説明 |
| 4-6 | 活用法 | 実際のプロンプト付きで解説 |
| 7 | まとめ | 箇条書き要約 + CTA |
チェックポイント
- 本文の【見出し】形式を理解した
- まとめに含める要素(要約・CTA)を理解した
- スレッドテンプレートの7ツイート構成を把握した
セクション4: システム構成
上級編で構築するシステム
┌─────────────────────────────────────────────────────────────┐
│ スプレッドシート │
│ ├── config: JSON一時保存 │
│ ├── ideas: 投稿アイデア管理 │
│ ├── posts: 投稿管理(ステータス管理) │
│ └── thread_draft: スレッド下書き(7ツイート分) │
└─────────────────────────────────────────────────────────────┘
↓
┌─────────────────────────────────────────────────────────────┐
│ GAS(Google Apps Script) │
│ ├── インポート機能: JSONからideasシートへ │
│ └── 振り分け機能: ideasからposts/thread_draftへ │
└─────────────────────────────────────────────────────────────┘
↓
┌─────────────────────────────────────────────────────────────┐
│ n8n ワークフロー │
│ ├── スプレッドシートからデータ取得 │
│ ├── Python APIサーバーへリクエスト │
│ └── 投稿完了後にステータス更新 │
└─────────────────────────────────────────────────────────────┘
各モジュールで学ぶ内容
| Module | 内容 |
|---|---|
| 01 | 概要と投稿の型(本モジュール) |
| 02 | スプレッドシート構築 |
| 03 | GAS実装(アイデアインポート) |
| 04 | GAS実装(投稿データ生成) |
| 05 | n8nワークフロー(スレッド自動投稿) |
チェックポイント
- スプレッドシートの4シート構成を理解した
- GASの2つの機能(インポート・振り分け)を理解した
- 各モジュールで学ぶ内容を把握した
トラブルシューティング
このモジュールは概要説明のため、実際のトラブルシューティングは後続のモジュールで記載します。
まとめ
このモジュールで学んだこと
- 上級編ではスプレッドシート + GASを使って投稿を一元管理する
- スレッド投稿は7ツイート構成(フック→本文→まとめ)
- フックは280文字以内でShow moreを発生させない
- 各ツイートは**【見出し】形式**で視認性を高める
次のステップ
次のモジュールでは、投稿管理用のスプレッドシートを構築します。ideas、posts、thread_draftの3シートを作成し、投稿データの管理基盤を整えます。
よくある質問
Q: 初級編を飛ばして上級編から始められますか? A: いいえ、上級編は初級編の環境(Python APIサーバー、n8nスレッド投稿)が前提となります。必ず初級編を完了してから上級編に進んでください。
Q: 7ツイートより少ない構成でも良いですか? A: はい、内容に応じて5ツイートや4ツイートでも問題ありません。ただし「フック→本文→まとめ」の基本構造は維持してください。
Q: 画像は必須ですか? A: いいえ、Xはテキストベースのプラットフォームなので画像は任意です。使う場合は英語バナーやフローチャートなど、日本語テキストを含まないものを推奨します。
Q: GASの知識がなくても大丈夫ですか? A: はい、Module 03-04でコードをコピー&ペーストで実装できるよう解説します。JavaScriptの基礎知識があると理解が深まりますが、必須ではありません。
Q: Antigravityとは何ですか? A: Antigravityは、AIを使ったリサーチ・コンテンツ生成ワークフローです。本講座ではオプションとして紹介しますが、Claude Codeでの手動リサーチでも代替可能です。