X自動投稿システム概要

15分⭐⭐☆☆☆

このモジュールで学ぶこと

  • X(旧Twitter)自動投稿システムの全体像
  • 公式API vs 非公式方法の違いとリスク
  • 必要な環境とツールの確認

学習目標

このモジュールを終えると、以下のことができるようになります:

  1. X自動投稿システムの仕組みを理解できる
  2. 公式APIを使う理由を説明できる
  3. 必要な環境が揃っているか確認できる

目次


セクション1: システム概要

システム構成

この講座で構築するシステムの全体像です。

┌─────────────────────────────────────────────────────────┐
│                    システム構成図                        │
├─────────────────────────────────────────────────────────┤
│                                                         │
│   ┌──────────────┐     HTTP      ┌──────────────────┐  │
│   │    n8n       │  ─────────→   │  Python API      │  │
│   │  (Docker)    │   Request     │  サーバー        │  │
│   │              │               │  (Flask+Tweepy)  │  │
│   │  ・スケジュール│               │                  │  │
│   │  ・トリガー   │               │  ・OAuth認証     │  │
│   │  ・データ連携 │               │  ・API呼び出し   │  │
│   └──────────────┘               └────────┬─────────┘  │
│                                           │             │
│                                           │ X API v2    │
│                                           ▼             │
│                                  ┌──────────────────┐  │
│                                  │    X (Twitter)   │  │
│                                  │    投稿          │  │
│                                  └──────────────────┘  │
│                                                         │
└─────────────────────────────────────────────────────────┘

なぜこの構成なのか

n8nには標準でXノードがありますが、2025年12月現在、以下の問題があります:

問題詳細
OAuth認証バグセルフホスト環境でOAuth 2.0認証が正常に動作しない
403エラーOAuth 1.0aでの投稿時に権限エラーが発生

そのため、Python APIサーバー経由でX APIを呼び出す方式を採用しています。

チェックポイント

  • システム構成図を理解した
  • n8nとPython APIサーバーの役割を理解した

セクション2: なぜ公式APIを使うのか

自動投稿の方法比較

X(Twitter)への自動投稿には主に2つの方法があります。

方法説明BANリスク
公式API(本講座)X Developer Portalで取得したAPIキーを使用ほぼなし
ブラウザ自動操作PuppeteerやSeleniumでブラウザを操作高い

公式APIのメリット

  1. 安全性: Xが公式に認めた方法
  2. 安定性: DOM変更の影響を受けない
  3. 規約準拠: アカウントBANのリスクがない

公式APIの制限(Free tier)

項目制限
投稿数17回/24時間
月間投稿約500回
読み取り制限あり

2時間ごとに1投稿するペース(12回/日)であれば、Free tierで十分です。

チェックポイント

  • 公式APIを使う理由を理解した
  • Free tierの制限を理解した

セクション3: 環境要件の確認

必要な環境

項目要件確認方法
n8nDocker版が動作しているdocker ps でn8nコンテナが表示される
Python3.8以上python --version
pipインストール済みpip --version
Xアカウント投稿用アカウント-

Python環境の確認

PowerShellで以下を実行して確認してください。

python --version
pip --version

必要なライブラリ

ライブラリ用途
tweepyX API v2クライアント
flaskAPIサーバー

インストールされていない場合は、次のモジュールでインストールします。

チェックポイント

  • n8n(Docker版)が動作している
  • Python 3.8以上がインストールされている
  • pipが使用できる

まとめ

このモジュールで学んだこと

  • X自動投稿システムは「n8n + Python APIサーバー」の構成
  • 公式APIを使うことでBANリスクを回避
  • Free tierで17回/24時間の投稿が可能

次のステップ

Module 02では、X Developer Portalでアプリを作成し、APIキーを取得します。


参考資料


よくある質問

Q: Free tierで足りなくなったらどうすればいいですか? A: X APIのBasic tier($100/月)にアップグレードすると、月3,000ツイートまで投稿できます。

Q: 複数アカウントで投稿できますか? A: はい、アカウントごとにAPIキーを取得し、別々のAPIサーバーを立てることで可能です。

Q: Instagram自動投稿と連携できますか? A: はい、n8nのワークフロー内で両方を呼び出すことで、同時投稿が可能です。

Q: 画像付きツイートはできますか? A: 本講座ではテキスト投稿のみ扱います。画像投稿は別途Media Upload APIの設定が必要です。

Q: なぜn8nの標準Xノードを使わないのですか? A: 2025年12月現在、セルフホスト版n8nでOAuth認証に問題があるため、Python経由の方が確実に動作します。

運営: ゆめスタ