Nano Banana Proで素材画像を作る
このモジュールで学ぶこと
- Nano Banana Proの特徴と使い方
- 人物の一貫性を保つためのコツ
- 各シーンの素材画像を効率的に作成する方法
学習目標
このモジュールを終えると、以下のことができるようになります:
- Nano Banana Proで高品質な画像を生成できる
- 同じ人物を複数のシーンで一貫して再現できる
- 動画生成に適した素材画像を準備できる
目次
- セクション1: Nano Banana Proとは
- セクション2: 人物画像を用意する
- セクション3: 各シーンの素材を作成する
- セクション4: 画像生成のコツ
- トラブルシューティング
- まとめ
- よくある質問
事前準備
必要なもの
- Google AI Pro または Ultra プラン
- Module 03で作成した台本
- 主人公の参照画像(あれば)
前提知識
- Module 01〜03を完了していること
セクション1: Nano Banana Proとは
Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)は、Google Flowに統合された画像生成AIです。
主な特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| クレジット | 消費なし(無料で使える) |
| 解像度 | 2K/4K |
| 編集機能 | 部分編集(ポイント・アンド・エディット) |
アクセス方法
- labs.google/flow にアクセス
- モード選択 → 「画像を作成」
チェックポイント
- Nano Banana Proがクレジット消費なしで使えることを理解した
- 「画像を作成」モードを開けた
セクション2: 人物画像を用意する
動画に登場する人物の画像を用意します。
用意するべき画像
人物の一貫性を保つために、複数アングルの参照画像を用意します。
| アングル | 用途 |
|---|---|
| 正面 | 基本の顔認識用 |
| 左右(横顔) | 横からのシーン用 |
| 斜め | ミーティングシーンなど |
| 全身 | 歩く・走るシーン用 |
参照画像がある場合
実際の人物写真(宣材写真など)がある場合:
- Nano Bananaに画像をアップロード
- 背景やポーズを変更するプロンプトを入力
- 人物の特徴を維持したまま新しいシーンを生成
参照画像がない場合
Nano Bananaで人物を最初から生成する場合:
- 最初に「基準となる人物画像」を生成
- その画像を参照に、他のシーンを生成
- 一度に複数シーンを生成せず、1枚ずつ確認しながら進める
チェックポイント
- 主人公の参照画像を用意した(または生成する準備ができた)
- 複数アングルの重要性を理解した
セクション3: 各シーンの素材を作成する
台本に沿って、各シーンの素材画像を作成します。
作成する画像リスト
Module 03で作成した台本の例:
| シーン | 必要な画像 |
|---|---|
| 1 | 主人公が走っている |
| 2 | ミーティング風景(笑顔) |
| 3 | ミーティング議論 |
| 4 | 握手シーン |
| 5 | プレゼンしている |
| 6 | チームでオフィスから出ていく |
画像生成の手順
Step 1: 「画像を作成」モードを選択
プロンプト入力欄の左側から「画像を作成」を選択します。
Step 2: 参照画像をアップロード(ある場合)
人物の参照画像がある場合はアップロードします。
Step 3: プロンプトを入力
シーンに合わせたプロンプトを入力します。
シーン1(走っている)の例:
Same person running energetically in Japanese business district,
side view, morning sunlight, navy jacket and white t-shirt,
modern office buildings in background
シーン2(ミーティング)の例:
Same person in meeting room with 3 colleagues,
discussing documents at table, smiling, bright office,
laptop and coffee cups on table
Step 4: 生成・確認・調整
- 生成ボタンをクリック
- 結果を確認
- 人物が違う場合は再生成
- 満足いく画像ができたらダウンロード
チェックポイント
- 各シーンの画像を生成した
- 人物の一貫性を確認した
- 画像をダウンロードした
セクション4: 画像生成のコツ
背景変更は精度が高い
Nano Bananaは背景の変更が得意です。
# 元画像: オフィス内の人物
# プロンプト: 背景をビル街に変更
Same person, change background to Japanese business district,
morning sunlight, modern skyscrapers
人物のポーズ変更は精度が落ちる
違うポーズへの変更は精度が落ちます。
# これは難しい
Change pose to running
# 対策: 最初から走っているポーズで生成し直す
対策: 複数アングルの参照画像を用意
同じ人物の取りたいポーズの写真を別途用意しておくと精度が上がります。
| 用意する画像 | 用途 |
|---|---|
| 立ち姿(正面) | 基準画像 |
| 歩いている姿 | 移動シーン |
| 座っている姿 | ミーティングシーン |
| プレゼンしている姿 | プレゼンシーン |
部分編集を活用する
画像の一部だけを変更したい場合:
- 画像を開く
- 変更したい部分を矩形選択
- 変更内容をプロンプトで指示
# 選択した部分に対して
Make background brighter
Change expression to smiling
チェックポイント
- 背景変更と人物ポーズ変更の精度の違いを理解した
- 部分編集の使い方を理解した
トラブルシューティング
人物の顔が変わってしまう
原因: ポーズを大きく変えると顔の一貫性が保てない
解決策:
- 背景変更だけを試す
- 元の参照画像と同じアングルで生成する
- 複数アングルの参照画像を用意する
画像が思い通りにならない
原因: プロンプトが曖昧
解決策: 具体的に指示する
# NG(曖昧)
Business meeting scene
# OK(具体的)
4 people sitting at wooden table in bright meeting room,
discussing documents, laptop visible, morning sunlight from window
日本のオフィスにならない
原因: デフォルトは海外風になりやすい
解決策: 明示的に指定する
Japanese business district, Tokyo office building,
Japanese corporate environment
まとめ
このモジュールで学んだこと
- Nano Banana Proはクレジット消費なしで使える
- 人物の一貫性を保つには複数アングルの参照画像が有効
- 背景変更は精度が高いが、ポーズ変更は精度が落ちる
- 部分編集で細かい調整ができる
次のステップ
次のモジュールでは、作成した素材画像を使って動画を生成し、BGM追加・仕上げ編集を行います。
参考資料
よくある質問
Q: Nano Banana Proは本当に無料ですか? A: はい、Google AI ProまたはUltraプランに加入していれば、Nano Banana Proでの画像生成はクレジット消費なしで使えます。
Q: 何枚まで画像を生成できますか? A: 明確な制限は公開されていませんが、常識的な範囲で使用する分には制限に達することはほぼありません。
Q: 生成した画像の著作権はどうなりますか? A: Googleの利用規約に従います。商用利用については最新の利用規約を確認してください。
Q: 実在の人物の顔を使えますか? A: 自分自身の写真、または許可を得た人物の写真のみ使用してください。有名人や他人の写真を無断で使用することは避けてください。
Q: 人物以外の素材も作れますか? A: はい、製品、オフィス、背景など、様々な素材を生成できます。